返戻率減少が破滅的?2017年4月からの保険料値上げはヤバイ…

今回の記事のPOINT!
学資保険の保険料の値上げがすごいことに!資料請求ではもう遅いかも…

マイナス金利のせいで学資保険が値上げか…

子どもの教育費を貯めていこう!とがんばろうと思っているあなたに、またもやショッキングなニュース…。

2017年4月から保険料の標準利率見直しに伴い、各保険会社も一斉に保険料改定というニュースになっています。

全部が全部ではありません。当サイトでとくに取り上げることの多い学資保険5社(ソニー生命、明治安田生命、富国生命、日本生命、アフラック)でいうと、保険料改定があると発表しているのは以下の3社。

  • 明治安田生命
  • フコク生命
  • 日本生命

「まあたいしたことないだろう」と思っていると痛い目みるかも…。

明治安田生命、フコク生命、日本生命の学資保険料改定の情報をまとめ

まずは、以上3社の情報をまとめてみます。

明治安田生命では、学資保険『つみたて学資』の保険料率を現行の1.50%を0.75%に改定する予定です(マイナス0.75%)。

富国生命では、学資保険『みらいのつばさ』の予定利率を現行の1.65%を0.90%に改定する予定です(マイナス0.75%)。

日本生命では、学資保険『ニッセイ学資保険』の予定利率を現行の1.35%を0.85%に改定する予定です(マイナス0.50%)。

※各保険会社のお知らせより

では、これらの変更で、保険料は、返戻率はどう変わってしまうのでしょうか?

3社の保険料と返戻率はこう変わる!

学資保険 保険料と返戻率
まず、条件は以下の通り。

  • 契約者 父親30歳
  • 被保険者 子0歳

明治安田生命

受取学資金額=300万円(基準保険金額75万円)
15歳まで払込の場合

時期保険料毎月月数×年数払込保険料合計受取金額返戻率
現行14575円12×152623500円300万円114.3%
17年4月~15995円12×152879100円300万円104.1%

富国生命

受取学資金額=200万円
ジャンプ型、17歳まで払込の場合

時期保険料毎月月数×年数払込保険料合計受取金額返戻率
現行8897円12×171814988円200万円110.1%
17年4月~9614円12×171961256円200万円101.9%

日本生命

受取学資金額=300万円
18歳まで払込の場合

時期保険料毎月月数×年数払込保険料合計受取金額返戻率
現行12620円12×182725920円300万円110.0%
17年4月~13350円12×182883600円300万円104.0%

3社のまとめ

学費の積立のための貯金

明治安田生命は、

  • 返戻率が10.2ポイントのダウン
  • 損になる分は、25万5600円};

富国生命は、

  • 返戻率が8.2ポイントのダウン
  • 損になる分は、14万6268円

日本生命は、

  • 返戻率が6ポイントのダウン
  • 損になる分は、15万7680円

※損になる分とは、いま加入した場合と、2017年4月以降に加入した場合でまったくおなじ条件だとした場合に、「受取学資金額-総額払込保険料」の差額を比較した金額のマイナス分のことです。

富国生命の場合、元は110%以上あった返戻率が、一気に101.9%に落ち込んでいます。この下がり率はとても大きいといえます。

富国生命がとった対策

返戻率がかなり落ち込む予定となる富国生命。これでは学資保険として意味がないため、あらたに『14歳払込満了』と11歳払込満了』を新設しました。

  • 14歳払込満了:毎月11467円・返戻率103.8%
  • 11歳払込満了:毎月14354円・返戻率105.5%

しかし、これでも魅力的とはいえないでしょう。もし学資保険への加入を考えるなら、いまのうちと言えそうです。いま加入すれば、いい条件で学資保険を準備できます。

保険料値上げ・返戻率格下げのまとめ

なぜこれだけ下がってしまうのかというと、2016年に行われたマイナス金利などが大きく関係しています。これから近いうちに返戻率が良くなる可能性は低いかもしれません。

ソニー生命やアフラックでは学資保険の保険料改定は発表されていませんが、4月以降に保険料改定のニュースがある可能性は十分考えられます。

保険料が上がってから加入して損に…とならないよう、相談はいまのうちに。※資料請求をいましていると間に合わない可能性があります。