子どもの誕生日で満期時期を選ぶ~学資保険加入するタイミングのポイント

学資保険の満期日を決める

今回の記事のPOINT!
あなたのお子さんは何月生まれ?誕生月で満期日を選ぶのが1つのポイントです

学資保険で気をつけたいポイントの1つが『満期時期』です。これを間違えると、必要なときに、必要なお金を受け取れないことになりかねません。

なんだかむずかしそうだなぁ~…と思われるかもしれませんね。そう不安なあなたも安心してください。この記事では、気をつけるポイントをきっちり紹介します!

もくじ

学資保険のむずかしいポイント、受け取り・満期時期

学資保険の満期時期には、大きく分けて2つあります。

17・18歳
17歳または18歳の高校生のときに受け取れる。大学入学費用として使える
20・22歳
20歳または22歳の専門学校・短大・大学の卒業前に受け取れる。成人祝いや独り立ち用の費用として使える。17・18歳のときも祝い金として受け取れる学資保険が多い

今回重要なポイントは、『17・18歳満期(または祝い金)』の場合です。なぜかというと、大学の入学金・授業料といった入学用の費用は、非常に高額。このときのために、貯金をしておかないと、進学できないことになってしまいます。

入学費用に必要な初年度納付金の一例を紹介しますね。

文系大学
約120~130万円
理系大学
約170万円
医学部
約600~700万円

面接や試験にがんばって合格しても、これだけのお金がないと進学できません。子どものためにも、学資保険加入前にしっかりと確認をしておきたいですね。

それではこれから気をつけるポイントを紹介していきますね!

よくある学資保険の勘違い

18歳の誕生日を迎えたら保険金を受け取れるわけではありません。注意しましょう!

満期時期を選ぶポイント!契約前にここをチェック

どうするのが一番カンタンかというと、生まれる前、または生まれたらすぐに学資保険に加入すること。もしあなたがこの状況で、加入する学資保険が決まっているなら、すぐ加入して問題はないでしょう。

とはいえ、あなたがいまそんな状況とは限りませんよね。あなたのお子さんはいま何歳でしょうか?

学資保険加入の時にポイントになるのは、『子どもの誕生日』です。子どもの誕生日に気をつけて加入日を決めれば、せっかくの合格が不意に終わったりはしませんよ。

学資保険の満期日とは?

誕生日を迎えた後の契約応当日

一般的に学資保険の満期日はこのようになっています。

17歳満期の満期日
17歳の誕生日を迎えたあとの、契約応当日
18歳満期の満期日
18歳の誕生日を迎えたあとの、契約応当日

学資保険の契約した日→契約応当日=保険金を受け取れる日付

図にして説明していきましょう。

学資保険は、誕生日に受け取れるわけではありません。18歳になっても、『契約応当日』がこなければ、満期学資金を受け取ることができないのです。

かんたんにまとめると、子どもの誕生日よりも前に契約すると、18歳満期で加入すると受け取りが遅くなります。

学資保険の契約応当日を過ぎる→18歳の誕生日を迎える→来年の契約応当日

つまり、誕生日より後に契約すれば、18歳満期にしてもしっかりと学資金を受け取れるということ。

学資保険の保険金受取 17・18歳の誕生日を迎えてからの→契約応当日

 
お子さんの誕生日の確認をしてみてください。18歳満期で加入する場合は、誕生日を過ぎてからの加入が良いかと思います。

誕生日前に加入しようと思ったらどうする?

それでは、誕生日前に加入しようと思ったらどうすればいいでしょうか?

面倒なことは早く終わらせたい!いまのうちに加入したい!ってということ、ありますよね。そういう場合は、『17歳満期』で加入すればOK!

『17歳満期』は、『18歳満期』よりも、一年早く受け取れるタイプ。

タイミングが悪くても必ず高校生のときに受け取れるので、間違いがないかと思います。

早生まれは注意

すこし問題なのが、早生まれ(1月、2月、3月生まれ)の場合。

1月生まれの場合は3月までに加入しないとなりませんし、3月生まれの場合は3月中に加入しないと、受け取りが遅くなってしまうのです。

学資保険は早生まれに注意 2月誕生日で4月契約すると→17・18歳の誕生日を迎えてからの→契約応当日→大学入学が終わってから

早生まれの場合は『17歳満期』にして、早めにお金の準備をしておくのがいいですね。

『18歳満期』にする場合のポイント『17歳満期』にする場合のポイント
誕生日よりも後に加入をしよう早生まれ・誕生日前の場合はこちら
払込期間が長く、払込やすい保険料になる。払込期間が1年短くなり、毎月・毎年の保険料は高くなる※返戻率が下がるわけではない

目安:9月以前生まれは18歳満期、10月以降生まれは17歳満期

なぜこう結論付けるのかというと、高校3年生の秋ごろにお金が必要になることもあるからです。

学資保険の満期日を選ぶ目安

たとえば、推薦入試やAO入試での合格の場合。秋には合否が決まり、入学のお金が必要になってきます。

9月が誕生月でそれ以降9月中に加入すれば、18歳満期でも高校3年生の9月に受け取りができます。

12月が誕生月ですと、18歳満期だと、12月中に加入しても受け取りは12月です。

推薦入試か一般入試かなんて赤ちゃんの状態では分かりませんし、いろんな可能性を考えて、遅くても高校3年の秋ごろに受け取れるようにプランをねっておくのはいかがでしょうか。

せっかくがんばって合格したのに、入学費用がないせいで辞退…なんてなると、ちょっとかわいそうですよね。

あくまで1つの目安になりますので、この点はよくパパ・ママで話し合っておくといいと思います。

こういった細かいことは、加入する前にどれだけ話し合うかが大事!

パパ・ママでじっくり話し合うのも大切ですが、専門家を交えて話し合うと、失敗を限りなく減らせますよ。

学資保険は、無料相談を実施している保険ショップやファイナンシャルプランナーに聞くのがベスト!不明なこともなんでも聞いて、悩みはばっちり解決しちゃいましょう!

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参考:各保険会社の満期・受け取り時期についての明記

日本生命、ソニー生命、アフラックに関して、満期・受け取り時期に関して注意点が載っていますので、参考に載せておきます

日本生命お子さまが「17歳または18歳(ご契約時にお選びいただいた学資年金開始年齢)になられる契約応当日」からお受取りいただけます(お子さまのお誕生日ではありません。)
ソニー生命満期学資金を受け取れるのは「誕生日直後の契約応当日」です。高校卒業後の進学資金を必要な時期に受け取れるように、必ず満期日をご確認ください。
アフラック第1回学資年金は、お子さまのお誕生日ではなく、お子さまが「17歳または18歳(ご契約時にお選びいただいた学資年金支払開始年齢)になられた後に迎える最初の年単位の契約応当日」以降にお受け取りいただけます。そのため、学資年金支払開始年齢「18歳」の場合、お子さまの大学のご入学などに間に合わないことがありますのでご注意ください。