学資保険の仕組み~返戻率はこうやって変わる!
なるべくお得な学資保険がいいなぁ~というあなたは、返戻率をチェック!その返戻率をあげられるポイントを紹介します
なるべくお得な学資保険がいいなぁ~というあなたは、返戻率をチェック!その返戻率をあげられるポイントを紹介します
今回の記事のPOINT!
ちょっとした条件で返戻率は変わります!これを読んで家族で話し合いをしよう
学資保険ってお得って聞くけど、実際にお得にするにはむずかしいんじゃないのかなぁ~
と思っているパパ・ママって、実は多いんですよね。もしかしたらあなたも、「学資保険って仕組みがむずかしそうだし、そんなにかんたんにお得にはならないだろう」なんて思っているのではないでしょうか?
実は、返戻率を上げるポイントは、そんなにむずかしくはありません。ここでは、学資保険の返戻率がアップする仕組みを紹介します。
これを知らずに加入してしまって、約20年間損…なんてあまりにももったいないです!あなたも学資保険は賢く選びたいと思うでしょう。
あなたのペースで教育費を積み立てられる学資保険、要チェックですよ!
保険商品や、細かい条件で微妙な差は出てきますが、おおまかに6つのポイントで返戻率は変わってきます。「なるべくいい条件で加入したいんだ」というあなたは、忘れずにチェックしてください。
もくじ
まず基本的なことですが、どの学資保険商品を選ぶか?ということです。
簡単にいうと、「いい返戻率の学資保険を選べばいい」ということなんですね。
学資保険は、生命保険会社が扱っています。学資保険を選ぶには、どの生命保険会社にするか、そして、どの保険商品にするか、という選択が重要になってきます。
単純に学資保険といっても、実は複数あります。1つの保険会社で、1つの商品しかない場合もあれば、2つの商品がある保険会社もあります。さらには1つの商品だけど、プランが複数ある場合もあるんですね。
学資保険の複数商品・複数プランの例
明治安田生命 | つみたて学資 | プランは1つで、払込期間などが選べる |
---|---|---|
アフラック | 夢見る子どもの学資保険、 WAYS学資 | 貯蓄性の高いタイプか、保障が充実しているタイプかを選べる |
ソニー生命 | 学資保険スクエア(I型、II型、III型) | 大学費用を準備するタイプか、成長家庭でお金を受け取るタイプか選べる |
あなたは、なるべく返戻率を上げたいと思いますよね?それなら、保障を減らした『貯蓄性を高めたタイプ』で、『大学費用準備タイプ』がある学資保険を選ぶといいですよ。
ただし、長期間お金を動かせないというデメリットがあるため、お金の不安がある場合は、しっかりとファイナンシャルプランナーと相談すると間違いがないものを選べるかと思います。
いい学資保険を選ぼう!
被保険者となる子どものの年齢と、加入者となるパパまたはママの年齢をチェック!
若ければ若いほど、返戻率がアップし、良い条件で加入できます。
逆にいうと、年齢が上がると、返戻率がさがってしまうという特徴も。「いつ入ろうかな~まだいいかな」と思っていて、気付いたら条件がドッと悪くなっていた!なんてことになる方もいます…。
年齢で具体的にどのくらい変わってしまうのか気になる場合は、学資保険の加入年齢制限~返戻率の影響とその対策を参考にしてみてください。
ちなみに学資保険は、最速で、生まれる前に加入できます。「生まれたら学資保険に入ろう」と思っているなら、「妊娠中のいまのうちに保険を相談」してみてはどうでしょうか?実は、妊娠中に相談・加入するほうがメリットが大きいんですよ。
加入はなるべく若いうちがお得
払込期間とは、『加入してからお金を払い終えるまでの期間』のこと。
払込期間を短くすると、返戻率がアップするんです。
これはどういうことなのか、1つ例を紹介しますね。
たとえば、1万円のバッグを買うために貯金すると考えてみてください。1年間で貯めるのか、半年で貯めるのかを考えてみるとどうなるでしょうか?
1年間で貯める場合、毎月835円くらいになりますね。
半年で貯める場合はというと、毎月1670円と、金額が倍になります。これじゃあちょっと大変だと思いますよね。
では、半年で貯めたら、ちょっといい1万2000円のバッグが買えるとしたらどうでしょうか?ちょっと大変な分、お得になるということです。
学資保険で払込期間短くするとはこういうこと。払込が大変になるけど、その分お得が大きいということなんです。
日本生命保険の学資保険『ニッセイ学資保険』の一例をみてみるとこうなります。
日本生命『ニッセイ学資保険』(受け取り210万円の場合) | 備考 | |
---|---|---|
期間17年の毎月の保険料(返戻率) | 9625円(106.9%) | ー |
期間5年の毎月の保険料(返戻率) | 2万9701円(112.2%) | 上記との差額=18万1440円 |
払込期間5年だと、グンと保険料が高くなりますね。とはいえ、子どもが5歳になったら払込は終了。あとは子どもが17歳になるまで払込はゼロですので、かなり気が楽になりますよね。
たとえば5年払済以降は、また別の貯蓄でお金を貯めるなど方法を選べます。
教育費は、子どもが幼いうちの方が安いため、早いうちに高い金額を積み立てておくのは、実はとても合理的なんです。
もしいまあなたのお子さんが1~2歳程度、または生まれる前ということなら、短期間払い済みを検討してみる価値はありますよ。
短期間払い済みで返戻率は大幅アップ!
期間のほかにも、払込方法を選ぶことができます。
たとえば1万円のバッグを買うための貯金を挙げてみましょう。どうやって貯金をするのか、です。
毎月貯金するなら、毎月850円を貯金しておけば、1年後に1万円のバッグを購入できます。
では半年ごとに貯金する場合はどうでしょうか?今月5000円を貯金して、半年後にまた5000円貯金するのです。そしてさらに半年待つと、ちょっといい1万500円のバッグを買えるという感じです。
実はこの場合は、返戻率のアップはちょっとだけ。
ある学資保険を例にとると
『月払い』で返戻率109.1%の場合に、年払いにすると110.0%になるという程度です。
この場合、200万円設定なら、2万円の差になります。
年払いはちょっとだけ効率がよくなるプランです。あなたにムリのない方法で選んでみるのがいいでしょう。あなたにはどれがぴったりなのか、考え方も参考にしてみるといいでしょう。
すこし影響はあるが、基本はムリのないペースで選んでOK!
学資保険によっては、プランがある学資保険があります。どんなプランを選ぶかで、返戻率が変わってきます。
ソニー生命 | 学資保険スクエア(I型、II型、III型) | I型・II型(大学費用準備タイプ)、III型(成長過程で受け取る祝い金タイプ) |
---|---|---|
日本生命 | ニッセイ学資保険 | こども祝い金なし型(大学費用準備タイプ)、あり型(成長過程で受け取る祝い金タイプ) |
フコク生命 | みらいのつばさ | ジャンプ型(大学費用準備タイプ)、ステップ型(成長過程で受け取る祝い金タイプ) |
大きくわけると、2つ。
いつ、いくらお金を受け取るのか、18歳で満期にするのか、22歳満期型にするのか、または17歳にお金を受け取るかなどなど、さまざまなニーズに応えられるよう、いろんな学資保険プランが存在しています。
あなたの希望に合うように選べるように、学資保険は進化しているんですね。しかし、逆にあなたを迷わせてしまうポイントになっているかもしれません。
あなたは、返戻率をなるべくアップしたい(=なるべくお得にしたい)と思っているかと思います。その場合は、『大学費用準備プラン』が1つの選択肢です。
子どもの教育費で、もっともお金のかかるのが大学費用です。一人暮らし、独り立ちなど、大学費用以外にもお金はかかってきます。
でも、将来どうするかは、それぞれのパパ・ママで考えることはちがいます。大学に行かせないで働かせたいと思っているかもしれませんし、子どもがどうするかは子どもに決めさせたいというパパ・ママもいらっしゃるでしょう。
あなたは、子どもの将来のことを、夫婦で話し合っていますか?
せっかくですから、プロのFPと一緒に、子どもの将来をことを考えてみるのもいいかもしれませんね。
返戻率をアップするなら、大学費用準備プラン
教育費を積み立てるとき、一番最初に決めること。それが、「いくら積み立てるか」です。
学資保険によっては、この設定金額次第で、返戻率が変わるものがあります。
特徴的な学資保険として、明治安田生命の『つみたて学資』を紹介しましょう。
設定金額を200万円にした場合は『返戻率が112.6%』です。
設定金額を300万円にすると、『返戻率が114.3%』になります。
200万円 | 返戻率112.6% | 総額差額 プラス 22万3940円 |
---|---|---|
300万円 | 返戻率114.3% | 総額差額 プラス 37万6500円 |
明治安田生命保険のつみたて学資では、300万円以上の設定金額にたいして、『高額割引を適用』するサービスがあります。そのため、より高額の設定にすると、返戻率がアップするんですね。
もう一つ、日本生命の『ニッセイ学資保険』も紹介します。
基準保険金額を70万円にすると(受取総額210万円)と、『返戻率は107.4%』。
基準保険金額を100万円にアップする(受け取り総額は300万円)と、一気に『返戻率が110.0%』に上がります。
基準保険金額 | 受取総額 | 返戻率 | 総額差額 |
---|---|---|---|
70万円 | 210万円 | 107.4% | プラス14万6496円 |
100万円 | 300万円 | 110.0% | プラス27万4080円 |
この2つの学資保険は、「より高い設定金額のほうがお得になる」ということです。
あなたとしてはなるべくお得にしたいところだと思いますが、それでもムリな金額設定には気をつけてくださいね。お金を増やすための学資保険なのに、そのせいでお金に苦しむことになっては本末転倒ですから…。
できれば、プロにしっかりとみてもらって、「この設定で大丈夫か」、判定をしてもらうのが間違いないでしょう。
設定金額を増やすと、返戻率がアップする学資保険もある!
長くなりましたが、いかがでしたでしょうか。
教育費で積み立てるなら、コツコツと積み立てるのが一番安全でしょう。でもどうせ積み立てるなら、よりお得な方がいいのではとわたしは思います。
学資保険で、よりお得なものにしたいと思うなら、返戻率に注目しましょう。その返戻率をアップさせるときにチェックするのが、本記事の6つのポイントになります。
とはいえ、中には、返戻率を良くしようとして、無理やりなことをしてしまうパパ・ママもいるのです。
給料・貯金も余裕がない状態で、高額な学資保険に加入するんですね。その分、食費や日用品をあまりにも切り詰めすぎて、途中でオーバーになってしまうという状態です。
がまんは大切かと思います。ただ、家族の将来のためにも、まずはじっくりと考え、話し合うことをおすすめします。
家庭内での話し合いのほか、プロを交えて将来のことを考えてみてはいかがでしょうか?保険相談では、保険だけでなく、家計や将来設計・人生プランのことも話ができます。
それに、ちょっとした条件で変わるということは、すこし間違えると減ってしまうということですからね。この辺は、プロから直接アドバイスをもらうのが確実です。
それに子育てのお金やいろんな不安だって、なんでも相談できちゃいますよ。まずはいま抱えている漠然とした不安をぶつけてみてはどうでしょうか?
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